コミュ力とイベント参加率がすごい。行動力アゲェ~な人。
今回紹介するのは松本さん制作の工務店サイトだ。多くの受講生が個人制作で作るサイトがだいたい平均3〜5ページであるのに対し、それを遥かに超えた20ページもの超大作である。
こちらは松本さんが個人制作でクライアン様を探していたところ、友人の紹介でご縁をいただいたという。
初のクライアントワークで戸惑ったこと
クライアント様が考えるサイトのイメージと、私が考えるものに違いがあったことです。クライアント様が最初にこういう感じがいいと見せてくれたのは、スタイリッシュなものだったんですけど、それが正直会社のイメージに合ってなくて。ヒアリングを繰り返すうちに、クライアント様の会社はどちらかというと地域密着型で「親しみ」や「アットホーム」という言葉の方がふさわしいと感じました。もし望み通りスタイリッシュなサイトにしてしまうと、それを見て注文してくれた人が実際会うとギャップが生まれると感じたんです。
ヒアリングの大切さを感じました。
たしかに、架空案件と違って難しいところは相手も生身の人間だということ。相手の理想と、こちらが思い描くデザインにズレが生じることがあるのはよく聞く話だ。もしここで間違った方向に進んでしまうと、クライアント様にとっても悪い結果になりかねない。相手に自分の意見を伝えて納得してもらうのはなかなか難しいことだと思うが、松本さんはどのように対応したのだろうか?
校長先生に相談したところ、デザイン提案をする際に、TOPページを2案作っておくといいとアドバイスいただきました。実際にスタイリッシュなものとアットホームなもの両方クライアント様に見せた上で、自分はアットホームの方がいいと考えていることを理由と共にお伝えしました。すごく勇気が要りましたが、きちんと自分の考えを伝えたらクライアント様も納得してくれて、アットホームな方でデザインを進めていくことになりました。
どんな説得をしたのか気になる!
きっとクライアント様も実際カタチになったものを目にすると、より鮮明にイメージしやすくなったのではないだろうか。個人制作でトップページを2案作るってなかなか大変なことだと思うが(しかも授業と並行しながら)、それだけ松本さんの責任の強さと本気度を感じる。
私たちのような実務未経験者からするとクライアント様との接し方でどうすべきか迷う部分もあるが、そこは校長さすがプロのアドバイスだ。もちろん松本さんのデザインとコミュニケーション力があっての成功であることに間違いはない。
制作する上でこだわったこと・苦労したこと
こだわった点は、ファーストビューを家の形にしたことです。工務店といってもピンとこない人もいると思うので、家のリフォームをしている会社ということが伝わるように。あとは、文章はほぼ任せていただいたのでヒアリングを通してワードを引き出して考えました。その会社はお客様の話をよく聞いて作業するということで、「お客様と共に理想の家をカタチに。」というキャッチコピーにしたり。あとは、ユーザーが気になるのは具体的にどういうものを作ってるか?というところだと思い、実績を充実させて見せ方を工夫しました。
こちら側からすると周知の事実であることも、ユーザーからするとよくわからないことも多い。サイトを訪れて一番目につくファーストビューに家のあしらいがあれば、想像がつきやすいだろう。実績が多いのも安心できる。
苦労したことは、なんといってもページ数が20ページとめちゃくちゃ多いので時間がかかりました(笑)
デザインもそうだけど、特にコーディングに苦戦しましたね。トップページのアニメーション部分のJavaScriptに苦戦しました。苦労した分、実力は右肩上がりに伸びたと感じてます。実際手を動かして、先生に聞いて、検索して、と繰り返すうちにどんどん知識が増えて、一度学んだことを次の箇所ですぐ実践してました。
初めての案件で、20ページは凄すぎる…!JavaScript難しいのめっちゃわかります💦
20ページか…ちょっと私なら心が折れますね…(笑)
私も毎回先生やメンターさんに個人制作のことを質問している松本さんをしょっちゅう見かけた記憶がある。CFでは授業の課題も出るし、チーム制作もある。仕事をしながら20ページもの大作を作り遂げたのだからあっぱれだ。
Webデザインの魅力と今後の目標
デザインの魅力は、ゼロからイチを生み出すことです。自分の作品が何らかの形で誰かの目に留まるじゃないですか。作品が世に出て、自分の生きた証になるというか。それがすごいなと。
今後の目標としては、ディレクションからデザインまで一通り経験できる会社に就職したいです。少し前までフリーランスもいいなと思っていたのですが、今は就職したい気持ちが強いです。私はこれまで、もしかしたら本当にやりたい仕事をできてなかったのかもしれないと思って。食べるためとか、生きるためにただ仕事してただけじゃないかと。今はWebデザインが本当に楽しくて、いい会社さんに巡りあえてこれを仕事にできるのなら、残業とかも全然耐えれそうです(笑)。
そう思えるということは、Webデザインという仕事が松本さんに本当に合っているんだと思いました。
松本さんのWebデザインへの「好き」が伝わってくる。私が松本さんのエピソードで印象に残っているのが、まだ39期の授業が始まってないにも関わらず、CFの交流会の場に参加していたことだ。もちろんその交流会は誰でも参加できたのだが、それでも初対面の人ばかりが集まる会に、堂々と参加していた彼女。それ以外にも、イベントや勉強会には必ず顔を出し、他の人にバンバン話しかけている姿をみかける。何が彼女の原動力となっているのだろう。
シロクマさんもコミュ力えぐいよね(笑)
そんな大層なことではないですが(笑)せっかくお金を払ってスクールに入ったのだから何でも参加しようという気持ちもあるし、人と話すと学びになることが多く、ちょっとした刺激も受けるので。自分とは違う生き方をしてるから、知らないことが知れるのが楽しい。根本的に人と話すのが好きなんですよね。
すばらしいですね!松本さんのフットワークの軽さは純粋な好奇心と、人と話すことの価値を心から理解しているからだと感じた。現在はデザインGYMを受講しながら、これからの転職活動へ向けて準備していくそう。きっと持ち前のコミュニケーション力とフットワークの軽さで自ら道を開いていけるに違いない。
松本さん、ありがとうございました!