専門学校卒業後、看護師として2年半勤務するも、夜勤が体に合わず退職。
その後、営業職に就きながらSNS運用を学ぶ中でデザインに触れる。自分のデザインでフォロワーさんから反響があるのが嬉しく、本格的に学びたいとCFに入学。
現在は福岡の広告代理店でデザインアシスタントとして、Webやグラフィック、動画編集に至るまで幅広い仕事をこなす。
趣味は映画、お酒、バイク、温泉。
今回取材するのは平山さんのクレーン会社のサイト。昔から親交のあるご友人とそのお父様が経営する会社のサイトを作らせてもらったという。平山さんは鹿児島出身で、サイトを通して地元の企業を知ってもらいたいという想いもあったそうだ。
SNSでアウトプット頑張られてる印象あります!
サイトを作る上で意識したこと
ヒアリングをする中で、特に採用に力を入れたいとのことだったので、そこを意識しました。クレーンの仕事が具体的にどんなことをするのか伝わるよう、1日の流れや社員インタビューなども入れて、入社後のギャップがないようにしました。
求職者の立場からすると、内部の情報が詳細に書いてあるのは入社後のイメージがわきやすくありがたい。私は現在転職活動をしているが、採用ページの情報量が少ない会社は、どう志望理由を書けばいいか本当に悩む。サイトを見ると、求める人物像や支援制度などの情報や、実際のユニフォームやヘルメットなど写真が多く使われていて自分が働く姿が想像しやすいと感じた。
制作過程で苦労したこと
クライアント様自身もどう伝えたらいいかわかっていないこともあり、情報整理に力を入れました。最初にもらった情報が漠然としていて、文章も部分的なものが多くて。自分の中で理解して文脈を繋げるのに苦労しました。
あとはコーディングでpositionを使うところなどが難しかったです。
positionはよくレスポンシブで崩れてしまうので、難しいですよね…わかります。
細切れの情報をわかりやすく繋げるために、まず自分が事業理解を深める必要があったという。クライアント様が表現したいものをはっきりと説明してくれたら早いが、実際のところそのような人の方が少ないだろう。制作者側がヒアリングを繰り返して相手の思いや意図を読み取る必要がある。私も個人制作を経験して、コンテンツ作りの難しさを身にしみて感じた。
ヒアリングの壁ですね。実務で活きそうな経験。
平山さんと以前話したとき、コーディングは苦手だといっていたが、個人制作を通してすごく伸びたのではないかと勝手に感じている。やはり架空の課題より実案件で一からヒアリングして作ったデザインは、なんとしてでも完成させたいという気持ちが強く、壁を乗り越える機会になるのだろう。
制作を通して成長したこと
ディレクションから公開まで自分一人でできたのがよかったです。一連の流れを知れて、最後までやり遂げたことで自信もつきました。その他にはリサーチや検索力もかなりついたのではないかと思います。たとえばコーディングでわからないことを調べるときのキーワードの入れ方など、だんだん要領を得てきた感じはあります。
自走力すごく大事ですよね。
実際公開するにあたって初めて知ることは本当に多い。サーバーやドメインに関することなど、意外と難しいのだ。クライアントワークで一連の流れを経験するのとしないのとでは、力の付き方は雲泥の差だと思う。
平山さん、今だから思うこうしておけばよかったということも聞いてみた。
今思えば納期をきちんと決めておけばよかったなって。期限を決めておらず、授業やグループ制作など他のやることもたくさん出てきて、ダラダラいってしまったところがあって。友人の会社のサイトだから完成はいつでもいいって思ってたけど、ちゃんと納期を決めたらもっと集中してできたかなと思ってます。
なるほど。私も個人制作で知り合いのサイトを作らせてもらったが、納期に関してつい甘えがちになる。いつまでに完成させるか、おしりを決めておくのは大切なことだ。
私もスケジュール管理苦手。「ノウキメッチャマモ~ル」ってゆう塗り薬ないかな。
僕もスケジュール管理苦手だ。。。
今後の目標・キャリアプラン
将来的にはWebデザイナーとして独立を目指して、鹿児島と福岡の二拠点で生活したいと考えています。地元の鹿児島と、そこから通える範囲の都会である福岡で情報収集したりしたい。
フリーランスになりたいのは、自分でいろいろものごとを決めてやっていきたいと考えていて。その分責任は全部自分にのしかかってきますが、一度そういう働き方にチャレンジしたい気持ちはあります。
それまで今はとにかく経験値を増やしたいなと。今勤めてる広告代理店はデザイン以外に動画編集やSNS運営もしてますが、それもとても勉強になっていて。与えられた環境で自分のできる精一杯のことをして、今後に活かしたいです。
夢を語ってくれた平山さん、自分のやりたいことが明確ですごい。学生時代の部活では14年間もバレーボールを続け、CFに通っていたときは700時間以上の学習に励まれたそうだ。
働き始めたばかりで、デザインも先輩からボロクソにダメ出しされるけど、それもありがたい環境だと語っていた。彼はきっと真面目にコツコツ継続し、夢に向かって突き進んでいくだろう。
メンタル強すぎる…!
平山さん、ありがとうございました!