
日々の信頼が仕事に繋がる!
フルリモートでの仕事の魅力について


- お名前
- 松本未夢(マツモトミユ)
- 職種
- 制作会社のデザイナー
- 業界歴
- 6か月ほど
- Xアカウント
- https://x.com/MiyuM220
- 動物占い
- ライオン
今回取材をするのは、CF39期生の松本未夢さん。前職では営業事務を経験されながらCFに通い、現在は、制作会社のデザイナーとして活躍されている。転職前の受講期間には、一度CSマガジンで個人制作のインタビューをさせていただいた。フルリモートでお仕事されているそうなので、今回はそこも深堀りしてお聞きしたい。
CFに通われたきっかけ
まずはCFに通われたきっかけを伺ってみた。
大学の時にillustratorを触っていて、デザインって楽しいなという感覚がありました。その時は建設会社に就職したのですが、ずっと心のどこかでデザインの仕事、クリエイティブな仕事をしたいなと思っていました。昨今、副業が流行っているじゃないですか。いろいろ副業したいなと思いがあって、その時いろいろ調べて、Web系の仕事っていいなと思ってCFに入りました。CFを選んだ理由は、自分に甘いところがあったのでオンラインだと挫折しちゃうかもと思って、通学で授業を受けられたからです。通学のスクールは金額が高いところが多いですが、CFはリーズナブルな価格だったのでその点もよかったです。
松本さんの個人制作を拝見したが、平均5ページくらいに対し、20ページ以上もある大作だった。働きながらあのボリュームで、完成度の高いサイトを制作されたのは素晴らしいなと尊敬するばかりだ。。Webデザインが好きで、松本さんの努力があったからこそ出来たものだと感じた。そんな松本さんの当時の勉強方法が気になるところだ。
私は授業が始まるまでの約1ヶ月間、CFの教材で早めに予習をしたことで、授業についていきやすくなりました。あとは、毎日勉強記録をXで投稿していたのもよかったです。毎日何をどの程度やったかを記録をつけることで、モチベーションを保つことができました。Xに投稿することで誰かに見られて、挫折しにくい環境を作りました。また、CFはレビュー回数に制限がないので、サポート制度もかなり利用していました。これは余談ですが、個人的にゲームが好きなので、そこで培われた集中力が役に立ったのではないかと考えています(笑)また、教材での勉強もいいですが、やはり一番身についたのは、自分で個人制作など、実践で作っていくことだと思います。
復習も大切だが、予習をしておくことで授業内容の理解が深まり、「聞き取れなかった」といった事態や挫折のリスクを減らすことができる。勉強記録も努力の証であり、たくさんの人の目に入りやすく挫折しにくくなるポイントにもなるだろう。やはり勉強は予習と得られた知識をアウトプットすることが大切だと改めて認識した。日々努力を重ねていった松本さんだからこその現在があるなと感じた。
挫折しない環境を自分で作ること、私もおすすめです!
当時すごく勉強の積み上げを発信されてた覚えがあります✨
現在のお仕事について
東京にある制作会社でデザイナーとしてフルリモート勤務で働いています。最近はECサイトのデザインを担当したり、サイトで使用するバナーも制作しています。デザイン以外だと、毎週あるコーディング業務で、ちょっとした画像の差し替えやテキスト変更などをすることもあります。CFで学んだことが今の仕事にも活かされているなと思っています。
デザインばかりでなく、コーディングまでこなされている松本さん。CFで学んだことが実務に活きているという。両方出来るのは即戦力になるだろう。仕事をしていく上で楽しいことを聞いてみた。
デザインを仕事にする前は、仕事って生きていくためにするものという感覚で仕事をしてたんですが、自分がしたいこと、やりたいことを仕事にしているので楽しいですね。長年ふらふらしてたけど、やっと落ち着いたかなって感じです(笑)前は営業事務の仕事をしていたんですけど、それと違うところは、やはり自分が作ったものが世に出るというところですかね。ECサイトとかもずっとそれが使われて、自分の作ったものがサイトやバナーとして残るのがすごくうれしいですね。
松本さんからは楽しいという気持ちや情熱が伝わってきて、まさに天職といえるだろう。自作したサイトが沢山の人に見られているというのは、刺激にもなり、やりがいやモチベーションアップにも繋がる。
コーディングの方もすごい勉強になります。デザインを作るうえでコーディングを知っている人の方がきれいに作れるというか。自分がやっているのが、画像の差し替えや文字の変更など小さいことですが、書かれているコードがサイトに反映されたとき、どう見えているのかなとかサイトの構成とか勉強になりますね。上司からも、デザイナーの私にも構造をわかってほしいからコーディング業務も頼んでいると言われています。
松本さんの社長さんは「コーディングの仕組みが分かっている人のデザインは綺麗」なのだと仰っていたそうだ。HTMLやCSSの制約を理解しているだけで作業効率が上がり、クオリティが高まる。またデザインの良し悪しをコーディングの面から分析したり、より理想のサイトに近付けることも出来るのも利点である。
デザインとコーディングって強い結びつきがありますよね〜両方できるのがベストですね♫
業界に入って大変だったこと、新人時代に苦労したこと
これ考えてたんですけど、あんまりなくて(笑)強いていうなら、お客様とのやり取りや専門的なことにまだ慣れてないことです。ゆくゆくは、ディレクター業務をすることもあるということで、ミーティングに参加していますが、聞き慣れない用語が出てくると会話についていけないこともあって。そういうときは、メモをして後で調べたり、社長にきいたりしています。フルリモートも人によってはコミュニケーションが取りづらいの悩みがあるのかも知れないですが、私はなかったですね。ずっと家にいるのがしんどいというぐらいですかね。
苦労という苦労はないと松本さんは笑って話されていたが、それだけ努力を重ねてきたのだというのを感じる。フルリモートだと時間管理やコミュニケーションなどが難しいのではないかと感じるが、リモートというのはずっとつないで仕事をしているのだろうか?
ずっとオンラインで繋いでるわけではありません。意識していることは、「相手から連絡が来たらすぐに返信する」ということです。そこは、前職のときからも大切にしています。急に電話がかかってきたとしても、いつでも出れる体制を整えたり、メッセージは一分以内には返すようにしています。リモートだからこそ、すぐに反応することは大事だと考えています。
不要な心配を生まないためにも、レスポンスの早さは大切そうですね…
松本さんは、前職の営業事務の頃からリモート勤務である。そんな環境に慣れている松本さんに、未経験からデザイナーになった人にいきなりフルリモートをおすすめするか聞いてみた。
おすすめしないですね。リモート不慣れなまま業務入るのが大変だと思います。前職でリモートに慣れていたからこそ、こんな感じだと思っていましたが、未経験からデザイナーで、リモート経験がないと、ダブルで新しい環境になるので、大変だと思います自分から聞けるかというのも大事で、返信が来なかったら作業も進まないし、不安が続いてしまいます。リモートに向いているなと思うのは、自主的な人だと思います。自分から積極的に、「手が空いているので何かしましょうか」と言える人。私にとっては、リモート勤務はいい面の方が多いかも。通勤時間が無くなったので自分の時間に使えますし、心の充実感が増えました。
フルリモートは直接な環境ではないからこそ、情報漏れや誤解が生じやすくなる。だからこその思いやりや自主的な姿勢が大切になってくる。レスポンスが早さは、お相手を不安にさせないためにも、信頼関係を作っていくためにも大切なポイントである。常日頃から心掛けていきたい。
リモートは初心者にはハードが高そうですね

今まで食べてきたピザの名でもベスト3に入る食べたベトナムのピザをパシャリ(右)
新しい技術やトレンドの習得方法
社長から学ぶことが多いです。SNSを見たり、デザイナーさんなどをフォローしてチェックしてます。また最近出れてないんですけど、セミナーを受けたりします。デザインするときは必ずギャラリーサイトをチェックしますね。
詳しく伺うと、ギャラリーサイトはパーツごとに何件かサイトを見ているそうだ。ギャラリーサイトやSNSをチェックすることで、どんな雰囲気のサイトが多いのかを分析することが出来たり、色んなデザイナーさん、コーダーさんから知識を得られるので良いこと尽くしだ。
どんな人が転職を成功させると思われますか?
私自身、実は紹介で今の会社に就職したので、就職活動はしておらず、偉そうなことは言えないのですが、周りを見ていて感じるのは、「諦めず、行動力がある人」。常にアクティブにX投稿したり、イベントに参加したり、普段から真面目な人で、「この人なら大丈夫」という信頼があることだと思います。そういう人は、結果的に声を掛けられやすくチャンスも巡ってきやすいのではないかと思います。
声をかけやすいというのも才能や努力の一つだと思います!
就活しなくても入れたというのは、松本さんの普段からの信頼があったからこそ。日々、真面目に努力を続けるのも大切だが、取り組んだ活動をアウトプットすることで知識を定着させ、周囲からの信頼を得ることが出来る。誠実で自主性な姿勢は転職活動だけでなく、転職した後も求められる性質であるだろう。
松本さん、貴重なお話をありがとうございました。