教えて!センパイビュー
36期生 木村緑さん

CSマガジンの創設者!
木村さんに学ぶ初学者の姿勢

木村さんのアイキャッチ
木村さんの写真
お名前
木村緑(キムラミドリ)
職種
アシスタントデザイナー
業界歴
1ヶ月
Xアカウント
@mkimura_cf
動物占い
コアラ

今回取材したのはこのCSマガジンの制作者のひとりで、立案者の木村緑さん。Webスクールクリエイターズファクトリー(CF)36期生で、2024年8月から株式会社まめぞうデザインにて勤務されている。今日はそんなWeb制作業界入りたてほやほやの木村さんに、たくさんのお話を聞くことができた。

現在のお仕事の内容について

入社して約1ヶ月の木村さん。これほどに新鮮なお話しを聞ける機会はなかなかないのではないだろうか。木村さんは飲食業から不動産営業という職歴を経て、現在の会社に就職されたそうだ。入社すぐからXにて精力的にアウトプットを続けておられ、お仕事を楽しんでいる様子が伝わってくる。まずは木村さんに現在のお仕事に関して聞いてみた。

現在はアシスタントデザイナーとして、株式会社まめぞうデザインに勤務しています。会社自体はWeb制作だけではなく、飲食事業を展開していたり、台湾の兄弟会社で海外進出支援を行っていたり、幅広い事業を展開している会社です。研修期間は徳島本社での店舗研修や異業種イベント、台湾人留学生との交流会に参加するなど、実務以外のことも経験させてもらいました。
私はアシスタントデザイナーとして基本的にWeb制作業務を行なっています。先輩方をみていると提案や資料作成といったディレクター業務、デザイン、コーディング等幅広く携わっています

制作物に関しても幅広いですね。行政に強いメンバーがいるので徳島に関連するようなものだったり、環境保全にまつわるようなコンテンツを作っていたりもします。色々な団体や制作会社とタイアップしているので、さまざまなところからお仕事が入ってきます。

一つのことに留まらず、いろんなことに挑戦できる雰囲気で楽しそう!

これまで他業種で働いていた木村さん。ここまでの経験とWeb制作業界で通じるものはあるのだろうか。

例えば飲食業だと、コースのメニューを決めるときは季節の食材をメインに打ち出します。食感・見た目・香り・調理法等たくさんの要素を組み合わせて、食材の良さを引き出すにはどうしたらいいか考えるんですけど、これは今やっていることと似ていると思います。手元にある情報をどう組み合わせて商材の良さを打ち出していくのか?という点です。

商材の良さをどう伝えるか、Webデザイナーの手腕が試されますね!

学習している中で「デザインする」という言葉を聞くと肩に力が入り、何か特別で独創的なことをしないといけないような気持ちになることがある。しかし実際は特別なことではなく、日常の至るところでデザインに触れているのかもしれない。木村さんが言っていた料理もそうであり、服のコーディネート、化粧、インテリア選び等、これらはゴールに向かって素材を選び、組み合わせ、表現することである。難しく考えすぎなくても、ヒントは生活の中にあふれている。

わたしたち、意外と毎日デザインしているのかも!?

仕事をする中での難しさについて

これは今まさに直面していることなのですが、正解がないものを形にしていくことです。
具体的な達成物の状態が見えず、余白の部分を自分で考えることが難しいですね。
コンテンツ制作のゴールは集客・お問合せなどさまざまあると思うのですが、より具体的なゴールを設定することや、そのゴールを達成するために必要なコンテンツはどんなものなのか?優先順位はどうなのか?そういったことを0から考えていく部分が難しいなと感じています。
このような考え方の部分はスクールでは実践してこなかったので、これから更に努力していきたいです。

今やっているもので言うと、LPの制作です。まめぞうデザインは日本→台湾を中心に越境ECサイトの開設や運用を代行してるんですが、 それをアピールするためのLPを制作しています。ただデザインするだけではなく、構成を組むために、社内にてインタビュー形式で社内メンバーから情報を聞き出し、情報交換や意見出しを行いました。
こういう部分から参加させてもらえるのは、思考力をつける訓練のためなのかなと思います。
小手先のデザインだけではなく、どういうストーリーを紡いでゴールを達成するのか、どんな道筋を辿ってゴールに辿り着くのか、そんなことを考えながら制作に取り組んでいます。

案件ごとに、完成まで様々なストーリーがあるんですね!

ですが、なにが正解かわからず「なにがだめかわかんないです!」と先輩に伝えたこともありました(笑)
やはり時間には限りがありますし、困った時には手を差し伸べてくださる環境があるのでありがたいです。
この悩みに関しては誰もが通る道で、もがきながら答えを見つけるしかないと思っています。新卒で入社した方々よりは回り道した分、色々感じることはありますが、これまでの経験を活かしていけたらいいなと前向きに考えています。

真っ白の状態から形にすることの難しさは、木村さんのお話を聞いているだけでもひしひしと感じる。たとえどれだけ綺麗な見た目のコンテンツができたとしてもWebサイトとして機能するわけではない。ユーザーにとって使いやすく、必要な情報が手に入るのか、クライアントにとってゴールを達成できるものになるのか。私自身も学習する前と今とではサイトの見方がかなり変わった。Web制作はたくさん考えることがあって難しい。だからこそ、そこに携わる方々は熱量高く、楽しんでいる方が多いのだろう。

インタビュー中の木村さん。キラキラした笑顔で話しているのがとても印象的だった。

アウトプットについて

在学中から制作活動とアウトプットを精力的にされていた木村さん。就職した今でも業務のことやデザイン関連のアウトプットを続けていて、エネルギー溢れるアウトプット内容は見ているだけでワクワクさせられる。自己発信することは元々得意なタイプだったのだろうか。

実はまったくそんなことありません。(笑)SNSは不得意な方だと思っていたし、初めて書いたnoteには苦手だと書いていました。
始めたきっかけは単純に校長先生がそういうやり方があると話していたからです。基本的には自分の制作物を発信していたのですが、あたたかい反応をもらう機会が多くて楽しくなっていきました。日報みたいにこまめに発信するのは自分に向いていないと思っていたので、制作物を発信していくことは継続していこう!と思っていました。

自分に合う方法で継続することが、成長に繋がるんですね!

今ではSNSが苦手な木村さんなんて想像がつかない。「学習中大変だったことは?」という質問に「あまりなかった」と答えた木村さん。アウトプットが楽しくなってきたころからは周りの反応をみたい!と思いながら学習を続けていたそう。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、木村さんの行動はまさにこれ。Xでの発信をみているとデザインが好きで、楽しみながら発信していることが伝わってくる。

最近はXを反射的に開くクセがつきました。スクールに入ってからアウトプット用のXアカウントを設立したのですが、テレビを見る感覚で人のツイートやポートフォリオを見るようになりました。バラエティ的な感じですね。
Xは業界内でやっている方も多いですし、クリエイティブ系と相性がいいのかもしれないですね。情報収集にはXおすすめです!

入社してすぐの木村さんのツイート。動き出しが早い!

木村さんが考える転職を成功させる人とは?

スクールのカリキュラムを修了し、転職活動に入られた木村さん。内定が出るまでの間、前職の不動産での営業職と転職活動を並行して行っていたそう。そんな木村さんにどういった人が転職を成功させると思うか聞いてみた。

難しいですね…転職はゴールではなくスタートですしね…
自分はデザイン以外の求められることは全てやります!というスタンスで望んでいました。
もちろんスキルも大切ですが、未経験の面接ではスキル面よりは人柄や思考プロセスのほうが見られているような気がします。
そういった点では自分の得意なことをしっかりアピールできる人、得意なことを増やしていくことができる人、そしてやはりコミュニケーション能力が高い人が転職を成功させられるのではないでしょうか。
あとはアウトプットできる人ですね。同じことをやっていたり、スキルや思考力が同じでもアウトプットしているのとそうでないのでは見られ方が全然違いますよね。反応をもらえると楽しいし、自分の力にもなるので一石二鳥だと思います。

人の心を動かすのは人の心。
技術を身につけることも大事だけど、人に思いを伝える術を身につけることも大事!

木村さんは現在の会社の面接の際、採用課題を通して絶対にここで働きたい!という強い思いをもったのだとか。最終面接ではその思いを余すことなく伝えるため、自己PR資料を作りアピールしたそう。さらに広報のポジションが空いている事に気づいて自ら名乗り出たり、飲食経験があるので自社店舗の臨時スタッフとしても動けるという事を資料内でアピールしたのだという。更に、実際自社ブログを書かれており、アピールしたことを確実に仕事にしている。

実はこのCSマガジンも転職活動をしながら作られたもの。未経験での転職は思ったよりもハードルが高く、悶々とした思いを抱えていたとき、ネガティブな気持ちは創作活動でしか吹き飛ばせない!と感じ、周りを巻き込みながら制作を始めたのだという。そんな思いから立ち上がったこのサイトは、現在も使い続けられていて、制作に関わるメンバーも増えた。そんなポジティブの輪を広げられる木村さんの行動力は、私たち学習者が見習いたい点だ。

木村さんが実際に面接で提案した資料。熱量が伝わってくる。

今回木村さんへのインタビューを通じて感じたことは、アウトプットの大切さと楽しむ姿勢だ。入社したてで難しく感じる部分もあると語っていた木村さんだが、インタビュー中は常にエネルギーに溢れた言葉選びと、前向きな姿勢が感じられた。積極的にインプットし、インプットしただけアウトプットする。アウトプットすることはただ単に自分自身の成長に繋がるだけではなく、周囲にもポジティブな影響を及ぼすことができるのだと感じた。
木村さんありがとうございました!

記事内の転職活動・CSマガジン立ち上げのエピソードについて更に詳しく知りたい方は以下のリンクから、木村さんのnoteをご覧ください。
転職活動について
CSマガジン立ち上げについて

この記事を書いた人

長谷川
HASEGAWA
CFライター部 1期生。元バリスタ。
オタク気質な好奇心旺盛人間。コーヒーと星野源が好き。

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