集まれCF作品!ウルトラワークス
37期 河西さん

メインビジュアルの写真に釘付け!
劇団イベントサイト

「劇団壱劇屋SQUARE AREA2023」
劇団サイトのモックアップ
このサイトを作った人
河西さんのアイコン
河西沙織(カワニシサオリ)
クリエイターズファクトリー37期
動物占い:チーター

専門学校卒業後、舞台照明の会社に1年就職。その後カメラの勉強をし、ギャラリーや個展の活動をするように。高校時代の演劇部の先輩が所属する劇団壱劇屋でお手伝いをする中で、入団することに。劇団所属のカメラマンとなり、チラシ写真、舞台の記録写真、グッズ写真などを担当。
Webデザインの勉強を始めたのは軽いノリから。これまでの仕事でイラレやフォトショを触っていたのと、劇団のサイトをWixで作っていたこともあり、できたらいいなぁ〜と思いつきでCFに入学。
趣味はライブ鑑賞、漫画、アニメ

興味をそそられる経歴、制作物もすごく目をひかれる

今回取材するのは河西さんの劇団イベントサイトだ。河西さんは普段フリーで働きながら劇団壱劇屋でカメラマンをしており、このサイトに載っている写真は全て河西さんが撮影したものである。サイトを訪れるとメインビジュアルの四角い箱に入った劇団員の写真が目を引く。

劇団サイトのメインビジュアル
一度見たら忘れられないメインビジュアル

カメラマンになったきっかけ・演劇の魅力

カメラを始めようと思ったのは、思いつきなんです。すぐに物事を忘れてしまうところがあるので、写真に残せたら便利じゃないかと。だから実は写真が好きとかそういった特別な気持ちはなく、「この写真いいよね」って人に見せられると返答に困ってしまうくらい(笑)カメラは私にとって「道具」の一つに過ぎません。壱劇屋に入ったのは、高校時代の演劇部の先輩がいて、めっちゃ手伝ってたら「入団する?」って言ってくれたからです。結構ノリで生きてますね(笑)

人生はノリと勢いも大事ですね。

私も高校時代、演劇部の裏方ちょっとかじってました!

河西さんが高校のとき演劇部に入ったのは、「人見知りをなくそう」と考えられたからだそう。カメラを始めたのも、「記憶力があまりないから」と。ノリで生きていると言ってたけど、結構自分と向き合って生きてるのではないかと感じた。
カメラマンをしているけど、「カメラは道具」という河西さんの考え方が個人的に好き。「仕事=好きなこと」と捉えてしまうとときにしんどくなるから、割り切った考え方も大切だったりする。

劇団サイトの写真
お仕事中の河西さん。カッコイイ

通い詰めて入団を勧められるほど舞台鑑賞が好きな河西さん。演劇の魅力はどこにあるか聞いてみた。

共有してる範囲が狭いことかもしれません。一定の空間の人しか見れない、不思議な約束という感じ。観客と演者、お互いの信頼関係があってこそ成り立っていると思います。舞台照明の仕事もしてたので、音響と照明と演技が合致する瞬間はおもしろいです。それに、普段だと人の行動をじっとみてたら怒られたりするけど、舞台は許されるのってなんか面白いですよねー(笑)

「舞台はナマモノ」と聞いたことがある。二度と同じものは見れない。同じ公演をしていても、日によって役者のコンディションや観客の反応も違う。映画などの映像だと観客は同じものを見るけど、演劇は一回一回演じるから、日によって微妙に違う。劇団員と観客が信頼関係の下、一緒になって公演を作っていくのだろう。

舞台見に行きたくなった😊

劇団サイトの写真
舞台写真って照明がころころ変わるし難しそうだけど、綺麗な写真

STUDIOで作った理由と感想

公演の宣伝も兼ねて作ろうと思ったのですが、デザインが完成した段階で公演期間に差し迫っていました。コードを打つと時間がかかるからSTUDIO実装にしました
使ってみての感想としては、今回みたいに単発で、期間限定のものとかだとちょうどいいなと思いました。プレビューですぐ反映して見れるとか便利です。できるデザインに制限があって、やりたかったことができなかったのは少し残念ですが。

河西さんはサイトの実装を約2日で完成させたそうだ。STUDIOでは表現できないデザインがあるのが少し難点だけど、短期間で手軽に実装できるのはありがたい。こういったイベントサイトやキャンペーンサイトであれば持って来いかもしれない。

STUDIOって実装をこんなに短縮できるのすごいですね!

サイトを作るにあたり意識した点

他の劇団の参考サイトもたくさん見て、Xで「何が一番知りたい?」というアンケート調査をして構成を考えたりしましたね。
デザインは、メインビジュアルに、いつも劇団のチラシを作ってくれるデザイナーさんが文字色をつけてくれていたので、配色を合わせたりしました。演劇自体が「四角」がテーマだったので、四角を散りばめたデザインにしました
ファンの層も幅広くて文字が小さすぎると読みにくい方もいるかと思って、フォントサイズは大きめにしました。

アクセシビリティの観点もしっかり考えられてるのですね!

「SQUARE AREA2023」というタイトルの公演。サイトには四角をモチーフにしたデザインが施され、斜めのラインがかっこいい。河西さんが撮影した写真がかっこいいので、それだけでクオリティが高い。フォントサイズが大きいのは見やすくていいなと思った。

劇団サイトの写真
河西さんのインスタにも素敵な写真がたくさん載っている

制作を終えての周りの反応

団員や、お客さんからも「見たよ」「ええやん。」と好反応をもらえました。
公演が15周年記念でいつもより人は多いので、集客に繋がったかはわかりませんが、これを作ったおかげでCFの人が何人か見に来てくれました。CFの中での宣伝になったかも(笑)忘年会とかで「劇団サイトの人」と言われたり。

私もこのサイトを見て「河西さんは劇団の人」というイメージがついた。CFの仲間が見に来てくれたなら、それだけでも成功だと思う。このサイトを見て情報を知り、興味を持ってくれたと思うから。劇団のことはCF内で確実に認知が広まっただろう。

今後のキャリアプラン

新しいサイトとか作りたい気持ちは山々だけど、今は本当に時間がなくて…
コワーキングスペースでも働いてるのですが、そこでCFで学んだことが、チラシの作成や、SNS更新で役立ってて、ゆくゆくはサイトの作業もできたら良いかなと思ってます
もっとデザインをやりたいですけど、今はとりあえず現状維持で忘れないようにはしています。いつか自分の撮影した写真データを集めたポートフォリオ作りたいとは考えています。

写真とデザインは親和性が高いという。知識があるカメラマンは余白をしっかり撮って撮影したり、デザインデータにすることを意識した撮影ができるそうだ。みんなそれぞれの生活の中で、自分なりにCFで学んだことを活かしてる。河西さんはカメラマン×デザイナーとして仕事の幅も広がっていきそうだ。まずは写真のポートフォリオができあがるのが楽しみである。

面白い事を始めてくれそう!ワクワク

河西さん、ありがとうございました!

劇団サイトの写真
壱劇屋でただ今公演中の演劇(くわしくはこちら)ビジュアル写真は河西さん撮影

この記事を書いた人

シロクマ
SHIROKUMA
クリエイターズファクトリー35期生。ガリ勉部部長、大体顔見知り。
お好み焼きとシロクマが好き。Webデザイナー目指して転職活動中。

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