
実はCF初期メンバー!
転職・独立への成功の鍵は、行動力!


- お名前
- 堀内麻未(ホリウチマミ)
- 職種
- デザイン講師兼フリーランスWebデザイナー
- 業界歴
- 7年くらい
- Xアカウント
- @MameWebdesign
- 動物占い
- サル
今回お話を伺ったのはいつも優しく、笑顔が素敵なクリエイターズ・ファクトリーのデザイン講師、堀内先生。
デザインレビューや授業中のフィードバックは、優しさの中にも的確なアドバイスがあり、勉強になった受講生も多いのではないだろうか。
先生は現在クリエイターズ・ファクトリー(以下CF )の講師業の他に、フリーランスのWebデザイナーとしても活躍されている。
実は堀内先生、CF創設当初から関わっていた0期生だということをご存知だろうか?
ご自身がWebデザイナーになるきっかけや転職→フリーランスになった経緯、CF発足当時の裏話(?)も含めて、お話を伺った。
Webデザイナーになったきっかけ
Webデザイナーになる前はアパレル販売員として約3年勤務されていた堀内先生。
Webデザインに興味を持ったきっかけは何だったのか、伺ってみた。
Webデザイナーに興味を持ったきっかけは、働いていたお店の集客の確保に悩んだことでした。売上が思うように上がらず、他店がWebサイトやSNSを活用しているのを知り、ブランドの認知度が低いのでは?と思いました。WebサイトやSNSを活用して売上に繋げたいと上司に本社に掛け合ってもらうも、断られてしまいました。
それがきっかけで売上を立てていく販売員ではなく、売れるにはどうすれば良いのかを考えるサポート側に回りたいと思い、そこで退職を決意しました。
ライターのmintも同じく、アパレル販売員を経験したことがあり、「販売職=売上を取ることがすべて」という考えがとても窮屈に感じる感覚は、深く共感できた。
当時は現在のようにSNS発信も店舗の売上に直結するほど影響力も少なく、堀内先生の考え方が理解されにくかったのかもしれない。
しかし、この出来事がWebの世界へと足を踏み入れるきっかけになる。
現在の仕事について
CFでデザイン講師を担当されている堀内先生。
講師業以外にどのような仕事をされているのか、話を伺った。
主にLPやバナーなどのデザイン業務が中心です。
多いのは美容系や夜職系など、キラキラがっつりめのデザインをよく作成しています。自分の得意分野でもありますし、制作中はいつもワクワク楽しみながら作っています。趣味でイラストも描いているので、そちらも仕事にしていけたらいいなと思っています。
少し意外(?)な気もするが、がっつり加工するデザインが得意だとおっしゃる。
制作に至るまでの準備期間ももちろん、作品を仕上げるまでの制作過程が「とにかく楽しい!」と声を弾ませながら答えてくださった。


イラストめちゃくちゃ素敵です!
堀内先生の趣味はイラストを描くこと。iPadで描いているとは思えない、絶妙なタッチのイラストたち。
今回使用したアイコンもご自身の作品だ。
夜職系がっつりキラキラ作品、見てみたいです。
CFに入学するまでの経緯
冒頭でもお伝えしたように、堀内先生はCF初期メンバーの生徒である。
当時のCFはまるで寺子屋(!?)のような感覚だったと堀内先生はおっしゃる。受講に至った経緯を伺った。
退職後は独学で勉強しながら、転職活動も並行して行っていました。
ただスキル不足もあり、転職活動は自分が思い描く結果を得ることができませんでした。当時、たまたま髙橋さんが主催していた「未経験からWebデザイナーになるセミナー」に参加し、髙橋さんから直接「スクールを立ち上げる予定なのですが、興味ありませんか?」と誘いを受け、そのまま受講しました(笑)
お話を伺い、まさに運命の巡り合わせのような出会いだと感じた。時に人と人の出会いで、大きく人生の矛先が変わる時がある。
髙橋校長との出会いが堀内先生にとって、本格的にWebの世界へと踏み入れるきっかけとなったのは間違いない。

未経験からWebデザイナーになるセミナーに参加した時の集合写真。髙橋校長も堀内先生もお若い!

当時の授業風景。みなさん真剣に学ぶ様子が伝わる。
ステッカーだらけのパソコン懐かしい!笑
すごい貴重な写真✨️先生たち若いですね笑
ちなみにCF0期生は堀内先生を含めて5名ほどで、今のCFでは考えられない規模感である。
実は、お馴染みのCFのロゴデザインもCF初期メンバーでコンペを開催し、選ばれたデザインだそう。(知らなかった・・・!)

堀内先生から当時のロゴコンペのお写真を提供いただくことができた。
ちなみに堀内先生は2、3番の作品だそう。先生方も私たちと同じように歩んできたと思うと、とても感慨深い。
CFの原点やルーツを知れて楽しい

0期生の卒業会での様子。この時からCFならではの親しみやすく、わきあいあいとした雰囲気が写真からも伝わる。
CF受講後転職→結婚を機にフリーランスに転身
受講中は現在のスクール生と同じように、デザインとコーディングを両方学び、現在のCFのセールスポイントの1つでもある、チーム制作の経験もしたそう。
Webデザイナーになる知識とスキルを獲得し、再度転職活動を始めて見事成果が実り、Webデザイナーとして働くことに。転職後はとにかく勉強の日々だったとおっしゃる。
当時はCFと職業訓練にも通って勉強していました。その甲斐あってか、大阪の広告代理店のWebデザイナーとして転職することができました。
ただ新人の頃は、先輩の作業スピードについて行けず、Photoshopのショートカットキーを覚えておいたら良かった・・・と後悔しました(笑)
何時間も悩んでいるものを会社の先輩があっという間に終わらせてしまうのを目の当たりにして、とても落ち込んだ記憶があります。日々働きながら学んでいく感じでしたね。仕事内容はやりがいはありましたし、とても充実した日々でした。
それから2〜3年くらい勤めて、結婚を機に退職しました。
特に新人時代はわからないことが山積みのようにある。
極端な話ではあるが、勉強だとわからないことがあって放っておいても、自分が困るだけである。
しかし、仕事だと放っておくわけにはいかないため、自分で解決していかなければならない。
ある程度自己解決能力は必須だが、作業を円滑に進めるためにも上司や先輩の知恵を借りることも大切だ。Web関連の仕事だと必ず納期が存在するため、新人時代はできることが限られてしまう場合もあるかもしれない。そこで負けじと会社の先輩方からたくさんの知識と経験を吸収し、堀内先生は次のステージに向かっていく。
講師の方々も、いろんな経験や気持ちを乗り越えてきたんですね!
フリーランスで大切なこと
ご自身の結婚を機に会社を退職し、フリーランスのWebデザイナーになった堀内先生。
フリーランスになってからの仕事の獲得方法や会社員との違いなど、詳しく伺った。
まず、フリーランスを選んだ理由は夫の仕事で転勤があり、居住地が変わるため定職に就きづらいことでした。場所を選ばず、時間にも縛られないフリーランスの働き方は魅力的ですし、現在の状況を考えると、今の働き方には満足しています。ちなみに今は名古屋に住んでいて、3年くらい前は広島に住んでいました。
働き方や場所を選ばないのは、誰もが思い浮かべるフリーランスの1番の魅力ではないだろうか。
つい良いところが目に止まりがちだが、フリーランスで仕事をする大変さは何か、伺ってみた。
駆け出しの頃は、仕事を獲得することが大変でした。
最初は知り合いや前職の会社に声がけし、仕事をいただいていました。あとは大阪に住んでいた時にクリエイティブ系のコミュニティに所属していたこともあり、そちらで声がけして繋がりを作っていたので、そちら経由で仕事が舞い込んだこともあります。声がけはとても地道な作業ですが、やらないと仕事がないので(笑)
会社員時代は自分で仕事を取らなくても仕事がある状況がとてもありがたかったなぁと思いましたね。
フリーランスはとにかく人脈作りが大切だと言われている。
駆け出しフリーランスの8割以上は、知り合いや知り合い経由から仕事をいただくことが多いと聞く。
フリーランスで仕事を獲得するにあたって大切なことは何か、伺ってみた。
とにかく知り合いに声をかけることですね!
まずは周りに自分が何をやっているか、知ってもらうことが大切ですね。
直接の知り合いからではなくても、知り合いの知り合いという感じで、私に興味を示してくださることもあります。
あとは人柄も大切ですね。
クライアント様に「この人にもう一度仕事を頼みたい」「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるかどうか、とても大切です。
私がクライアント様の立場でも、当たり前ですが、一生懸命誠意を持って仕事してくださる人の方がいいですよね。
インタビューを読んでいても優しそうな人柄が伝わってきます。
やはり周りへの声掛けは大事ですね〜
駆け出しの頃は、「自分のスキルでWebデザイナーと名乗っても良いのだろうか」など不安な気持ちが勝つ人も多いのではないだろうか。しかし、スキルの問題は一旦置いておいて、仕事が欲しいならとにかく周りへの声がけが大切だと先生はおっしゃる。
勇気を持って一歩踏み出すことで、見える景色が変わるかもしれない、ということだろう。
CFの講師の仕事を始めたのも、自分から髙橋さんに声をかけたことが始まりだったと思います。広島時代に専門学校のデザイン講師をした経験もあり、人に教えることが好きだったんです。
ちょうどCFの講師を募集しているのを知り、直談判しました(笑)
すると「いいよ!」と即答いただいたので、そのまま現在に至ります。今思えば、これも声がけの一つですかね。
人に教える、というのはとても難しい作業だ。
習熟度や理解度は個人差があり、同じことを伝えても、伝わり方はまるで違う。
堀内先生が思う、講師業のやりがいを伺った。
CFの講師業を始めて4年くらいになるのですが、とてもやりがいがありますね!
特にWebデザイン未経験の生徒さんがどんどんスキルを獲得して、成長する姿は何度見ても嬉しいし、感動します。
人の成長を間近で見られるのは、講師業の醍醐味だと思います。

最近プライベートで三重県のなばなの里にご主人とイルミネーションを見に行かれた堀内先生。
幻想的でとても綺麗だ。
旦那さまの転勤についていくこともある意味行動力があるのでは!?
堀内先生が思う転職・独立を成功させる人とは
最後に、堀内先生が思う転職や独立を成功させる人は、どんな人か伺った。
まずは行動力がある人だと思います!
準備ができてから転職活動に移りたい気持ちはとてもよくわかります。ただ、自分がいいな!と思う求人が出た時に準備が100%できているかと言われたら、なかなか難しい・・・。まずは事前準備の完成度は置いておいて、お目当ての求人が来た時にサッと応募できる人が良い結果を出していることが多いと思います。
これは転職に限らず、フリーランスにも当てはまりますね。先ほど話に出ましたが、知り合いへの声がけもスムーズに行動に移せる人は、仕事を獲得していくのも早いと思います。
完璧主義も大事ですが、まず動く…!
CF生の中にはWeb関連の転職を目指す受講生やフリーランス、副業を目指す受講生も多い。
まずは難しいことは考えず、自分自身の「やってみたい!」「行ってみたい!」という気持ちを優先すると、結果はどうであれ、道は開けるのかもしれない。
もう1つはセルフマネジメント力がある人ですね。
例えば、新卒の時は手取り足取り先輩が教えてくれますが、転職する人は一度は社会人経験あるので、自分でスケジュール管理や体調、報連相をしっかりすることは大前提ですね。転職の場合は、会社側からは社会人としての「基本」は備わっていると認識されます。
あとは自分自身をコントロールする力も大切だと思います。自分の機嫌は自分で取るというのも大切です。特にフリーランスは時間も場所も選ばないので、自由ではあります。ただ、自由に甘えてしまってはいけませんし、自分自身を律して仕事に取り組む必要があります。
フリーランスと会社員両方を経験された堀内先生。
先生のお話を伺い、どちらのメリットもデメリットも理解できた。先生自身もメリット・デメリットをどう捉えるかは、その人の価値観が大きいと話す。働き方が全く違うが、求められている部分は共通していることもわかり、Webデザイナーになりたいが、どのような働き方が合っているのか、迷われている方の参考にもなったのではないだろうか。
ライターのmintは今回が初めてのインタビューで手間取ることも多かったにもかかわらず、終始優しく対応してくださった堀内先生。
授業を受けていた時も感じていたが、直接お会いしたことはなくても画面越しに伝わる親しみやすく、柔らかい人柄はまさに前述したような、「もう一度、一緒に仕事をしたい人」ではないだろうか。
堀内先生、貴重なお話ありがとうございました!