集まれCF作品!ウルトラワークス
37期 石村さん

献血好きが高じて生まれた!
アイディアが斬新な献血普及サイト

「けんけついきませんか?」

ユーザー名:test パスワード:kenketsu1234

このサイトを作った人
石村さんアイコン
石村(イシムラ)
クリエイターズファクトリー37期
動物占い:コアラ

大学卒業後、事務として勤務。将来を考えたときにやりたいことを仕事にしたいと思うように。子どもの頃から制作や美術など、クリエイティブなことに興味があり、Webデザイナーを目指す。CFに通っているうちに制作が楽しくて、本格的に転職を目指すように。現在はWeb制作会社にでクリエイティブチームのアシスタントとしてデザインやコーディング業務を行う。(2024年1月〜)
趣味は旅行・食べること・テレビ(ドラマ・バラエティ)・献血

今回は石村さんの献血普及サイトを取材した。
石村さんは大の献血好きで、ハマっていたときは月に一度のペースで献血に通っていたという。個人制作で何を作るか考えた際、どうせなら完成まで続けられるよう自分の好きなものを題材にしようと考えたそうだ。石村さんの献血サイトは中間発表時点でもCF内で話題になったほど、斬新なアイディアで献血の世界を見事に表現したサイトとなっている。

個人制作の題材としては斬新すぎてすごく印象に残ってます!デザインも好き🫶

献血の魅力とは

献血といえばハマる人はハマると聞いたことがある。ライターのシロクマにとって、献血といえば自動車運転免許試験の待ち時間でのこと。献血バスが来てたので一度やってみようと思い行ったものの断られてしまい、それ以来どこか遠い存在となってしまった。そこでまず、石村さんに献血の魅力について聞いてみようと思う。

最初に経験したのは大学生のときで、学校にバスが来ていたので軽い気持ちで行くと、お菓子やジュースがもらえたのが嬉しかったです。良いことした上にお礼がもらえるなんていいなと。その延長でいろいろ調べていたら、場所や条件によってもらえるものが違うことがわかり、興味を持ちました。例えば、醤油とか、卵1パックとかもらえるところもあるそうです。
自分でサイトを作るとより意識するようになって、献血目当てでいろんな場所に行きました。ゲームのようにクリアしていく感じで楽しかったです。

献血にも実は種類があるらしい。単に血をぬくだけのものだと30分、成分を抜くものだと1時間くらいかかることもあるそうだ。石村さんは献血にハマるようになってからは、何かの目的のついでではなく、むしろ献血目的でその場所を訪れるようになったそう。献血は社会貢献にもなるし、その土地に行くきっかけにもなるし、お土産ももらえるし、話のネタにもなるし、とても素晴らしい趣味ではないか。

献血に行くといろんなものがもらえるって初めて知りました。

献血サイトの写真
サイトから献血できる場所も検索できるよ!

サイトを作る上で意識したこと

このサイトを見た人が献血に行きたいと感じてほしいので、できるだけわかりやすいように情報設計しました。献血が周りであまり普及していないのは、ちょっと怖いというか、何をするかわからないことも大きいと思うんですよ。公式のサイトは真面目な感じですが、それよりももっとポップでかわいらしい印象にしようと意識しました。

たしかに献血と聞くと、なんとなくのイメージはあるが、具体的な手順や、かかる時間・方法など、詳しく知らない人も多いと思う。ポップでかわいらしいイラストで楽しく知識を得て、献血への理解が深まれば最高だ。

献血サイトの写真
血液型のキャラクターたちがかわいい。

イラストを描くのが得意だったので、サイトのイラストも全部自分で描きました。オリジナルなら著作権は自分にあるから、いろいろ考えなくていいと思って、ロゴやキャラクターも自分で考えました。サイトを開くと上下に流れているのは血管を元気に流れる赤血球をイメージしました。また、スマホ特化のデザインにしたのは、若い人にも来てほしいので、その方がわかりやすいと考えました。

若者向け、ということも考えられてスマホファーストのデザインにしたそう。石村さんのサイトを見ると血液型のイラストがかわいらしく、色もカラフルで取っつきやすいサイトとなっている。飽きずに次々とみたい気持ちにさせてくれるし、内容もわかりやすいから、本当に勉強になる。ヘッダーが血でフッターが水分で対になっているのも芸が細かい。
ちなみに石村さんの血液型はA型らしい。(ライターのシロクマはO型)

イラストがすごくかわいい。

スマホデザインにしているのがイマドキって感じ!参考になります。

サイトを作る上で苦労したこと

苦労したのは最初の設計やコンテンツ作りの部分ですね。ワイヤーに起こすまでがとにかく時間がかかりました。それが決まってからは割とスムーズだったかもしれません。テーマが独特で参考サイトも少なかったので、どんな構成にするとか、内容を決めるのが大変でした。あとはコーディングのモーション部分です。検索しまくったり、先生に「どう調べたらいいですか?」と聞いたりしました。slackの質問チャットで、同じことを質問している人がいないか先に調べたり。おかげで何でもかんでも聞かずにまず自分で調べるくせはつきました

コーディングの質問で先生に「赤血球が動きません」と真剣に聞いて、「どれのこと?」と言われたらしい(笑)本人の中ではっきりと世界観ができあがっていて、気持ちも入っていたのだろう。血って少し怖いイメージがあるけど、石村さんのサイトは血管の赤血球を動かすアイディアなどで、怖いイメージからは程遠い。

設計苦手だから、時間がかかるのわかります。

献血サイトの写真
左右に上下に流れている赤血球。ぜひPCでみてみてね!

逆にもう少しこうしておけばよかったなということはあるのだろうか。

自分の中では割と出し切ったかなって感じです。過去のことは振り返らないようにしているタイプなので(笑)
当時の自分の中での最高を出せた作品だと思っています。

かっこいい(笑)他の皆さんもそうだが、そのときの自分ができる範囲で精一杯制作しているのだ。

石村さんが思う、デザインの魅力

自分の知らないところで見てくれる喜びですかね。ここの部分いいねと具体的に言われると嬉しいです。そこがあるからやめられないというか。他の仕事だと、自分の作ったものをカタチとして見てもらう機会ってなかなかないと思うのですが、デザインの仕事は作ったものを証明できるのが醍醐味だと思います。

具体的にカタチとして示せること。ダイレクトに褒められた部分がわかること。それは本当にデザイナーならではだなと思う。また、その瞬間だけではなく、作り終えた後もこうして話題になると苦労した甲斐があったと思える。

石村さんのポートフォリオも自身のカラーが出ていて素敵だな、と思います。

献血サイトの写真
色もカラフルでわかりやすく設計されている。

今後のキャリアプラン

今の会社でアシスタント業務からスキルアップを目指したいと思います。実際に転職して現場でデザイナーさんがスピーディに作り上げるのを見て、本当に自分はできるのだろうか?って思うこともあるのですが、なんとかそこに追いつきたいと思います。やっぱり現場に入ってみると日々発見の連続で、吸収や勉強することが段違いに多いですね。

未経験から転職を成功させ、現在はWeb制作会社で働く石村さん。現場のスピード感や成長度はやはり違って、日々成長されているそうだ。
CF内でも当時から反響になっていた石村さん制作の献血サイト。同期や周りから、献血の知識について「知らなかった」と言われたことも多かったらしい。少なくとも今は献血バスを見るとまず石村さんのサイトを思い浮かぶようになった。石村さん自身も献血の知識が増え、今ではパッと人に説明できるまでになったそうだ。わかりやすい内容で献血を普及するのにピッタリだと思うし、どうか、このサイトが日本赤十字社様に届きますように…

石村さん、ありがとうございました!

この記事を書いた人

シロクマ
SHIROKUMA
クリエイターズファクトリー35期生。ガリ勉部部長、大体顔見知り。
お好み焼きとシロクマが好き。Webデザイナー目指して転職活動中。

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